君に伝えたいこと

今、心を伝える接遇研修会で大変お世話になっております
クライアントさんから思いがけない贈り物を頂きました。

古酒（くーす） です。



しかもご自身で、１０年古酒を南蛮甕で大切に大切に育てられた
世界に一つしかない逸品・・・

社長の説明をお聞きしながら、甕の蓋を開けた瞬間に、
鼻孔をくすぐる甘い香り・・・
香りから想像するに、滑らかな喉越しは間違いないでしょう。



古酒を頂いた社長さんは、調剤薬局を数店舗、他に不動産を
経営されていらっしゃる凄腕経営者。

会社の従業員の皆様は、
大変素晴らしい人間力をお持ちの方ばかりです。

社長は、
「私は、自分自身の感覚と努力でここまで会社を築きあげてきた。
勉強など一切してこなかった。いわば自己流。
でも、これからの時代、特に２代目の時代には、
基本の学びは必要かもしれませんね～」

と、しみじみとお話をされていました。


初代経営者は、ハングリー精神をお持ちなので、
動物的な嗅覚ともいえる感覚が研ぎ澄まされていくのですが、
２代目世代は豊かな教育と環境に恵まれて育つので、
感覚を磨くのに苦労するのでしょうか。


そのようなことも踏まえながら、次世代にバトンをお渡しする前に、
若い世代と一緒に学ばれているお姿に、いつも頭が下がる思いでいっぱいです。

そのような社長からの贈り物なんです。

ある泡盛メーカーさんによると、
「古酒は、買うものではなく、個人で作るものなんです。
それぞれの人が自宅に持ち帰ったときからその個性が生まれる。」
そうなんです。



社長が大切に育て上げた古酒に、
どれだけの情熱や温かい思いが詰まっているのだろう。

私ひとりで、いただくには、もったいない。

混沌とした時代を自ら切り開き、沖縄の経済に
光を放たれている人生の先輩から、仕事柄とはいえ
「先生」と呼んでいただき、このような素晴らしい贈り物を
頂戴する機会にあずかること、大変恐縮し、身が引き締まる思いです。


大切に大切に味わいたいと思います。
ありがとうございました。